アジア地球環境フォーラムのご報告

11月2日、アジア地球環境フォーラムがニューオータニで緒方教授の司会進行のもとに開催されました。
最初に「アジア地球環境プロジェクト」の課題が紹介された後、第一部の基調講演では、レスター・ブラウン氏(アースポリシー研究所所長、日本環境財団特別顧問)が講演を行いました。レスター氏は「地球白書」において地球環境破壊の現状を診断し、その後、現状維持を意味する「プランA」に対して、地球環境を保全するさまざまな対策を著書「プランB」(2003年)で展開しています。しかし「プランB」は、急速な地球環境の悪化に直面して、来年第2版を出版する予定ですので、その内容の一部を紹介してくれました。現状維持ではもはや地球を守れないというのです。多くの人々が地球環境を守る取り組みに参加することが必要だと主張され、「アジア地球環境プロジェクト」によるベトナムでの植林活動やアジアでの現地研修と対話集会の意義を高く評価していただきました。
第二部「理念と実践」では、まず環境財団理事長の福岡教授が林業専門家としてのエコロジー経済学の分析結果を現場写真をもとに具体的に報告しました。
次に王子製紙の神田氏が海外植林の動向を紹介し、また主としてラオスで展開している住民参加型植林活動についての意見を述べました。これは研究室の活動と同じ方向性を持っているので、今後の提携が期待されます。
最後に日本ニーム協会会長の稲葉氏からは、インドのお釈迦様が愛用したとされるニームの木を会場に持参してくれました。これは国連が「21世紀の魔法の木」と賞賛するものであり、その樹木の意義と途上国で実施している教育支援活動を紹介しました。ニームの木もベトナムの植林予定地に植える予定です。
これ以外にも後援機関のひとつである国連の方から、レスター氏の活動と「アジア地球環境プロジェクト」に対して高い評価をいただき、相互に地球環境協力に力を合わせてい旨の助言をいただきました。
フォーラムは会場定員200名を上回り、会場では椅子を補充するほどで、成功裡に終了することができました。
また多数の方々からアンケートによる意見をいただきました。深くお礼を申し上げます。
(文責:緒方研究室3年ゼミ長 浅川学)


