世界銀行遠隔会議
中央大学遠隔テレビ会議 世界銀行遠隔テレビ会議
東京から講義を行う緒方教授

 世界銀行遠隔テレビ会議では、「持続可能な開発」のための理論と政策について、世界銀行東京事務所のスタジオから、タイ、ベトナム、スリランカの遠隔教育センター(Distant Learning Center)の参加者と意見交換を行いました。
 このプロジェクトは情報通信技術を用いて、国境を越えた人々の意見交流を可能にするとともに、次世代を担う若者の人材を育成することを目的としています。

 写真は、テレビ画面を通じてタイ、ベトナム、スリランカの研究者・学生等に講義を行う緒方教授。



 世界銀行遠隔テレビ会議のプログラム
 日時:2002年11月8日(金)〜12月20日(金) 15〜17時
 場所:世界銀行東京事務所 大会議場 (東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル10階)
 日付  内容
 Module 1
経済系と生態系(ローカル・セッション)
「経済学(economics)」と「生態学(ecology)」という用語は、どちらも「生活の場」あるいは「棲み家」という意味のギリシャ語”oikos”に起源をもつ”eco”という接頭辞を含む。経済学は生態系の進化及び産業革命を通じて発展してきた。参加者は生態系に関係するこの経済学の歴史をさかのぼり、現在のグローバル・エコノミーの問題を理解し、持続可能な開発についての論点を考察する。
 Module 2
経済学と生態学(テレビ会議)

ローカル・セッションで議論した論点について確認し、経済学と生態学に関する各国参加者達の理解を深める。
 Module 3
経済発展と社会的共通資本(テレビ会議)

市場経済の発達につれて、社会的共通資本の重要性が益々認識されるようになってきた。社会的共通資本の概念を支える基本的人権について説明し、市場経済との調和について考える。そこでは、政府とNGOの役割を考慮する必要がある。
 Module 4
産業エコロジー(テレビ会議)

産業革命は技術革命と同時に社会革命を伴った。これらの革命は地球環境に大きな影響を及ぼしてきた。技術と産業はライフサイクルをもち、それらの進化は人々のライフスタイルを変える。これらの点から、将来の行方について考える。
 Module 5
環境と雇用(テレビ会議)

1930年代の大恐慌の後、完全雇用が政策目的となった。工業化の過程と雇用・経済発展に関する問題、環境保全的で循環型の社会を構築する過程でどのようにすれば完全雇用が達成されるかについて考える。
 Module 6
ケーススタディ―東南アジア―(ローカル・セッション)

東南アジアの環境と開発について考える。
 Module 7
持続的発展の経済学(テレビ会議)

貧困の悪循環と環境破壊を断ち切るために、また持続可能な開発を成し遂げるために、地球生態系の保全が必要である。制度整備の新たなデザインにより、アジアのジレンマからの脱出を試みる。この目的を成し遂げるには、地域間だけでなく世代間の協力が重要である。



現地からの質問に耳を傾ける。 会場内の様子。前方テレビ画面に現地の映像が映る。