ACEラーニングとは? ACEラーニングの実践 今後の計画・展開

 中央大学多摩校地は、外部環境としては不利な地域とみなされています。この条件をクリアーしない限り将来展望は開けません。そのために、「都心復帰」という戦略だけでは、多摩の本丸が空洞化します。幸い中大には光ファイバーを有効に利用する立地条件に恵まれています。こうした外部経済を内部化して、モノレール横の新しいペデ下に「情報のハブ」を構築し、近隣大学や近隣企業を集積します。そうした産学提携は収入を生み、情報基盤の管理体制を整備し、新たな研究教育予算の確保を可能にします。

 こうした情報基盤を有効に活用すると、遠隔地キャンパスの市ヶ谷や後楽園の理工学部との遠隔TV講義システムを飛躍的に発展させることができます。その結果、中大は「サイバーキャンパス」として統合でき、東京の中心地にいるときと同じ効果をもたらします。それがIT革命を活用した大学のマルティメディア化を飛躍的に可能にします。わざわざ、研究者が東京中心地と多摩とを往復する必要がなくなり、研究に専念する時間を確保することがます。

 そこで、研究教育のコンテンツを整理し、情報アーカイブスを蓄積し、衛星チャンネルや遠隔TV会議システムを活用して、大学間教育プログラムを相互互換し、またアジア諸国の人材育成に求められている大学教育のコンテンツを配信します。それは、現在の国連や世界銀行の国際協力のニーズを満たすことができます。したがって、他大学のように留学生を日本に集める国際戦略の構想に対しては、現地大学と中大とを結ぶ遠隔TV講義の交流提携の拡充をはかり、大学教育の新しいニーズに応えることにより、世界の代表的な大学としての評価も受けることができます。さらに、現在のAPECやASEANが求めているCapacity Building(人材育成)に寄与することもできるでしょう。

 多摩キャンパスから見たサイバーキャンパスのイメージ図
多摩キャンパスから見たサイバーキャンパスのイメージ図
1 / 2 / 3